現代のピアニスト30

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    「現代のピアニスト30 ー アリアと変奏」
    青澤隆明 (ちくま新書)


    ピアニストもクラッシック音楽もよく知らないながらに、読んでみましたこちらの本。

    曲名からその音色を想像することも出来ないので…σ(^_^;)
    もっぱらピアニストという人々の人生を垣間見るノンフィクションとして読ませてもらいました。
    正直はじめは、最後まで読めるかしら〜??と思っていましたが。
    不思議とそれぞれの個性やその演奏の空気感が伝わるようで、とっても面白く読み終えました。

    ピアニスト達が身を削りながら、自身や作曲家に向き合い、音楽や芸術さらにその先に、時に実験的に、時に直感的に、そして常に誠実にピアノに向かっている姿が、目の前の現実と理想、喜びと悲しみ、自我と真我の葛藤に日々向き合う、あらゆる職業の人々の姿に重なりました。

    私は治療の仕事をしているせいか、どんな時に人は変わるのかをいつも興味深く観察してます。
    真理の片鱗に触れたかのような、何か深く腑に落ちるような感動は、人を癒したり勇気を与えてくれたりします。
    音楽とか芸術のすごいところだな〜と思います。

    曲を知っていれば本書はさらに面白いんでしょうけどー。(笑)
    30人のピアニストの中で、実際にホールで聴いてみたいなと思ったのが、11番目に紹介されていたクリスチャン・ツィメルマン氏。
    本書に表現されていた彼の演奏空間が、ちょっと特別なような気がして興味をそそられました。
    調べたところ1月に日本で公演されてましたが、チケットが高額なのでひるみました。;^_^A
    他にも面白そうな奏者が幾人かいたので、CDでも聴いてみようかな〜。

    ついでに…音楽評論という仕事も、奏者達の音楽をその人生ごと自分の中に受け止めて、文章にしてまた産み出すような、なかなかタフな仕事だなあと、この本を読んで知りました。
    著者には身体に気をつけて、後書きにあるように長生きして沢山書いて欲しいものです。(笑)



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